こんにちは。りっちゃんです。
今回は「スキルアップ」についてまとめてみました。
業界特性もあると思いますが、人材業界で働いていると日々「スキルアップ」という言葉を耳にします。
自分も今後のキャリアを考えるときに、上司に「スキルアップがしたい」と話したことがあります。
ただ、実を言うと「スキルアップ」について正しく説明できる自信はありませんし、スキルアップのために何かを積極的に行ってきたことがあるかと言うと、答えは「NO」です。
自分の中でのスキルアップに対する動機付けが弱かったり、方法がわからなかったことが要因だと考えています。
そこで、今回はスキルアップの意味とスキルアップを行うことのメリット、スキルアップを図るための方法をまとめてみました。
一般的な汎用性の高いスキルアップ手法をまとめていますので、業界・職種にこだわらず参考にしていただければと思います。
スキルアップとは?

「成長=スキルアップ」と安易に理解し多用してきましたが、実際「スキルアップ」について説明を求められても、適切に回答出来る自信はぶっちゃけありません。
似た言葉に「キャリアアップ」という言葉もありますが、二つの言葉の違いを説明できますか?
まずは、言葉を理解するところから、スキルアップを学んでいきましょう。
スキルアップとは?ビジネスにおける「スキル」の意味
まず、「スキル」とは何を指しているのでしょうか?
様々な辞書に記載があったので、いくつか紹介します。
スキル
【広辞苑】
熟練した技術。手練(しゅれん)。
【大辞林】
訓練して身につけた技能。【大辞泉】
手腕。技量。また、訓練によって得られる、特殊な技能や技術。【学研国語大辞典】
熟練.技量.手腕.特殊技能. 〔カタカナ新語辞典〕【明鏡国語辞典】
広辞苑無料検索
手腕。技量。また、訓練などで身につけた特殊な技能。
つまり、スキルとは訓練などで身に付く特定の能力や技能のことを指します。
本題の「スキルアップ」については、広辞苑に以下のように記載されています。
【広辞苑】
広辞苑無料検索
スキル‐アップ【skill up】
技能を向上させること。腕前を上げること。
つまり、スキルアップとは新しいスキル(能力・技能)を身につけたり、既存のスキル(能力・技能)を向上させたりすることで、個人や組織の能力を高めることを意味します。
スキルアップとキャリアアップの違い
似た言葉に「キャリアアップ」という言葉がありますが、スキルアップとの違いは何でしょうか?
こちらも、様々な辞書に意味記載があったので、いくつか紹介します。
キャリアアップ
【ハイブリッド新辞林】
(1)より高い専門的知識や能力を身につけること。経歴を高くすること。 (2)高い地位や高給職への転職。
【学研国語大辞典】
資格の取得などによって高い地位を目指すこと.経歴を高めること. 〔カタカナ新語辞典〕【明鏡国語辞典】
広辞苑無料検索
❶ 資格などを取得して経歴を高くすること。 ❷ より高い地位や給料の会社へ転職すること。
つまり、キャリアップとは、キャリア(職業や経歴)を向上させることを指します。
具体的、且つ、わかりやすい例で言うと、より会社等から評価をされ、出世に結び付けたい…ということでしょうか。
一方、スキルアップは、上述の通り能力や技術を向上させることを指します。
キャリアップにはスキルアップが重要な要素として含まれることがありますが、スキルアップはあくまで具体的な能力や技術の向上に焦点を当てたものです。
スキルアップによって得られる3つのメリット

スキルアップをすることによってどのようなメリットがあるのでしょうか?
自分の評価が上がり、仕事の幅が広がる&収入アップにつながる
スキルアップの意味についてまとめた箇所でも記載していますが、スキルアップ(能力や技術が向上)することで、キャリア(職業や経歴)を向上させることが出来ます。
より多くのスキルを持つことは、昇進や新しい職務に挑戦する機会につもつながります。
もちろん、昇進をすることで収入UPも見込めます。
仕事へのモチベーションアップにつながる
スキルアップのために努力し自己成長を感じることで、自信や満足感が高まります。
また、自分が得た知識がどれくらい通用するのか、自分の仕事や組織に対して実践してみたい気持ちも高まるため、自ずと仕事に対してのモチベーションUPにつながります。
業務効率・パフォーマンスが上がる
身につけたスキルによっては、現在自分が行っている業務の効率が上がり、生産性の高い仕事が出来るようになります。
汎用性の高いところで言うと、マイクロソフト社が認定する民間資格MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などが良い事例でしょう。
MOSを取得することで、Word、Excel、PowerPointなどの熟練度の証明だけでなく、パソコンを使用する事務作業などの生産性UPが見込めます。
これらはスキルアップによって得られるメリットの一部ですが、個々の状況や目標によって異なる場合があります。
社会人が身につけたいスキル

いざ「スキルアップがしたい!」と思っても、どんなスキルを身につけたら良いのか悩みますね。
業界や職種によっても異なる部分ですが、どんな業界や職種であっても社会人ならば身につけたい汎用性の高いスキルを紹介するにあたり、「カッツモデル」を軸に考えてみたいと思います。
「カッツモデル」とは、アメリカの経済学者ロバート・カッツ氏が1950年代に提唱した理論のことです。
このモデルは、管理者が優れた業績を達成するために必要なスキルを分析するために使われます。
カッツは、管理者が持つべきスキルを3つのカテゴリに分類しました。
テクニカルスキル(業務遂行スキル)
特定の業務や職種に関連する専門知識や技術的なスキルを指します。
仕事を行う上で、ほとんどの人はテクニカルスキルが必要となります。
代表的なテクニカルスキルは、パソコン操作、顧客対応(営業スキル)、財務分析、プログラミングなど、その業界・職種で実績を出す為には必要不可欠な知識・技術です。
【テクニカルスキルの構成要素】
・ある分野に特化した専門的な知識
・ある分野に特化した専門的な技術
汎用性があるもので言うと…
・論理的思考力
・ビジネスマナー
・マネジメント能力
・PDCAを回す力
・語学力
【注】テクニカルスキルはポータブルスキルにはなりづらい!
業界や職種が変わっても、持ち運び可能なスキル「ポータブルスキル」
テクニカルスキルの特性として、特定の業務の遂行能力に特化しているため、業界や職種が変わると活用しづらい「持ち運びがしにくいスキル」と言われています。
ヒューマンスキル(対人関係スキル)
良好な人間関係を築くためのスキルです。また、組織が協働して働く上で重要なスキルです。
コーチング/マネジメント・メンバーのモチベート・プレゼンテーション・交渉・ヒアリングなどに役立ちます。
特に管理職層は、人を管理する上で身につけておくべきスキルです。
管理職ではない人も、社内外での上手な立ち回り方などは学んでおいて損はないです。
【ヒューマンスキルの構成要素】
・リーダーシップ
・コミュニケーション能力
・ネゴシエーション能力
・プレゼンテーション能力
・コーチング能力
・ヒアリング能力
・ファシリテーション能力
・向上心
コンセプチュアルスキル(概念化スキル)
複雑な状況を整理し、物事を構造化・概念化してとらえるスキルです。
戦略的な視点や問題解決能力、組織全体のビジョンを理解する能力を指します。
組織の目標や戦略を理解し、それに基づいて意思決定を行う能力も必要となります。
ロジカルシンキング・問題解決・企画提案などに役立ちます。
管理職・経営層に特に必要となるスキルです。
【コンセプチュアルスキルの構成要素】
・ロジカルシンキング(論理的思考)
・問題解決思考
・仮説思考
・ラテラルシンキング(水平思考)
・クリティカルシンキング(批判的思考)
・多面的視野
・知的好奇心・探究心
・柔軟性・応用力・受容性
・洞察力
・チャレンジ精神
・多面的視野・俯瞰力
・戦略的思考
・先見性
・応用力
スキルアップの方法

では、実際にスキルアップするためにはどのような方法があるのでしょうか?
大きく分けると、在籍中の企業の研修制度などを利用する方法や、自力・個人でスキルアップを図る方法があります。
在籍中企業の制度を利用してスキルアップを図る
一定規模以上の会社に現在お勤めの方は、社内の研修制度が充実していたり、福利厚生の一環として資格取得のための援助が受けられる場合があります。
一度、上司にも相談してみると良いかもしれませんね。
「スキルアップのために勉強したい」という気持ちを持つ部下に対して、上司としては好意的に捉えてもらえる場合が多いので、社内での自己評価UPにもつながりますね。
①研修・教育プログラムへの参加
現在の仕事に関連した教育・研修制度はもちろん、仕事には直結はしていないもののビジネスパーソンとして身につけるべきスキルを学べる研修を提供している会社もあります。
研修という形でなかったとしても、動画コンテンツや学習資料が社内に眠っていたりもするため、まずは自分がどういう知識・スキルを身につけたいと考えているのかを上司等に伝えて、社内の資産を漏れなく活用するのをオススメします。
②会社の福利厚生(補助)を利用してセミナー受講や資格取得を目指す
会社の福利厚生の一環として、資格取得の為の補助(資格取得のための費用の会社負担等)が受けられる場合や、費用会社負担で社外有料セミナーなども参加できる場合があるため、こちらも社内でこれからの福利厚生の恩恵を受けた社員の方や上司などに話を聞いてみると良いでしょう。
せっかく実費負担を避けられるのであれば、利用しない手はないです!
わざわざ調べないとわからない福利厚生ってたくさんありますよね…。
知らないだけで損をするのはなるべく避けたい!
③異動して新しいスキルを習得
異動をすることで新しいスキルを習得することも可能です。
「異動」と言っても、これまでの職種で得られるスキルの上位スキルを習得するための異動(例:経理→経営企画、製造→機械設計担当など)もあれば、これまでの職種とあまり深いつながりのない職種への異動(例:営業→人事など)もあります。
キャリアの軸が定まっている場合は、前者のように仕事を突き詰めていく異動も良いと思いますし、まだキャリア模索中の場合は、これまで培ったポータブルスキルを活用しながら新しい職種の知識・経験を積んでいく異動も良いと思います。
個人でスキルアップを図る方法
現在特定の会社にお勤めではない場合や、自社がそこまで研修制度や福利厚生に力を入れていないという場合は、個人でスキルアップを目指す必要があります。
①外部のスクール、セミナーへの参加
独学は少し自信がない…という方は、夜間学校や通信制スクールなどを活用したり、単発のセミナーなどに参加する方法などがあります。
直接・対面での講習やセミナーは参加が難しい方や、極力学習費用を抑えたい方は、「ココナラ」のようなスキルのマーケットプラットフォームなどからマンツーマン講師を探すことも可能です。
また、動画学習が希望の方向けのサービスもあります。
スキルマーケット【ココナラ】は、個人のお悩み解決からクリエイターへの制作依頼までできる、スキルのオンラインマーケットです。
例えば、経理では「簿記を教えます」「経理のお悩みなんでもお聞きします」、機械設計では「3DCAD利用技術者試験の勉強を支援します」といった専門人材のスキル販売などがあります。(2024年3月現在)
社会人向けオンライン学習動画【Schoo(スクー)】。
こちらは7000本の授業がいつでも見放題になっているため、スキマ時間で自分のタイミングで学習したいという方に向いています。
テクノロジー(AI、ChatGPT活用方法)やOAツール(Excel、PowerPointテクニック)、ビジネス基礎(話し方のコツ、ビジネスマナー)など最旬トピックから普遍的テーマまで幅広いカテゴリーを網羅しています。
例えば、経理では「【全13回】初心者でも安心-はじめての簿記3級」、機械設計では「設計スキル向上のための3次元CAD活用手法」といった動画が用意されています。(2024年3月現在)
②資格を取得する
個人でも、資格取得を目指すことでスキルアップにつながります。
独学が難しい場合は、オンライン学習サービスなども活用しながら資格取得を目指すという選択肢もあります。
60講座以上の資格学習コンテンツが利用可能な月額定額サービス【ウケホーダイ】。
マルチデバイス対応なので、場所を選ばず学習が可能です。
➂経済・業界動向などの情報をインプットする(新聞、ビジネス書、専門書)
研修やセミナーへの参加、資格取得のようにわかりやすくスキルアップにつながるとは言いづらいですが、日経新聞やビジネス書などを読むだけでも、現在の国内外の経済動向やトレンドなどを理解するのに役立ちます。
私自身は、本屋で「東洋経済」や職業柄「四季報/業界地図」などを購入しています。
日経新聞は電子版もあるため、新聞のゴミ捨てが面倒な人は電子版の方が価格も安くオススメ。
④副業をする
副業をすることで、新しい分野やスキルを習得する機会が増えます。
副業を通じて新しいアイデアや視点を得ることができ、異なる業界や分野の知識や経験が本業にもプラスの影響を与えることもあります。
私のこのサイト運営も、自身の知識のインプット・アウトプットに役立っており、本業においてもプラスの影響を感じています。
⑤転職をする
転職をすることで、仕事内容(仕事の進め方)や人間関係が大きく変わります。
異動よりも大きな変化がありますが、新たな環境での学びもあり、複数社経験する中でより専門性を研ぎ澄ますことが出来ます。
スキルアップする上で大事なポイント

ここまでスキルアップとは何か、スキルアップの方法について触れてきましたが、最後にスキルアップをする上で大事なポイントについて触れます。
自分の将来を見据えて「どうなりたいか」を考える
やみくもに「スキルアップがしたい!」と言っても、目指す方向がわからなければどのようなスキルを身につけることが今後のキャリアにおいてベストなのか判断が出来ません。
まずは、自分が今後「どうなりたいか」を考えてから、スキルアップを目指しましょう。
「”どうなりたい?”と聞かれてもわからないよ…」という方は、まず自分の強み・弱みを書き出し、強みを伸ばしたいのか弱みを克服したいのか、という切り口から考えるとわかりやすいです。
もしくは、5年後・10年後の理想の自分を想像してみて、その理想の自分と比較して今足りていないものは何なのか?を考えてみても良いでしょう。
目標を決め、具体的な計画を立てる
漠然と「●●の資格取得!」「●●が出来るようになる!」と目標を掲げているだけではなかなか実現しません。
なぜなら、「いつまでに」という視点が抜けているからです。
「いつまでに」が決まると、今何をするべきなのかが見えて来ます。
時間をかけるべきこと、なるべく時間をかけずに済ますことなども考えながら、具体的な計画に落とし込んで目標達成を目指しましょう。
費用対効果を意識する
お金は有限です。
学校に通うだけでもかなりお金がかかりますし、参考書も普通の書籍より高価なものが多いです。
スキルアップについて語る際にコスパの話をするのは夢がないですが、1つのスキルアップのためにいくらまで投資をするのかはよく考えましょう。
例えば、資格試験がなかなか合格しない場合、いつまでもズルズルとこの資格に対してお金をかけ続けるのか、別の資格取得にチャレンジするのか、どちらの方があなたの人生にとって有意義なのかを考えながら、日々スキルアップに努めましょう。
スキルアップ方法はいろいろありましたね!
自分に合った方法は見つかったでしょうか?
「スキルアップしたい」は誰でも言えるのですが、実際に動ける人材はとても貴重です。
仮に上手くいかなかったとしても、周りの人間はあなたの努力をちゃんと評価しています。
ぜひ、理想の自分を目指してスキルアップ目指していきましょう!

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